「確定申告で初めて1年分の収入と経費を計算してみたけど、本当に大変ですね。。」
「簡単に把握するおすすめの方法はないでしょうか?」
副業の所得を計算するのって、本当にめんどくさいですし、何か漏れていないか心配ですし、何とか効率的に終わらせたいところですよね。
今回の記事では、副業初心者におすすめできる会計ソフトを、料金プランやサービス内容・操作性の3つのポイントから選抜してみました!
目次
会計ソフトの選び方
世の中には様々な会計ソフトが流通しています。
料金体系や操作性、分析・資料作成などのサービス機能やサポート体制など、各会計ソフトで微妙に異なっています。
煩雑になりがちな確定申告作業を簡潔かつ迅速に終わらせるためには、ご自身にあった会計ソフトを見つけることが非常に大切です。
それでは、副業初心者はどのような視点で会計ソフトを選べばいいのかを解説していきます!
会計ソフトの分類
まず、会計ソフトは、大きく分けて
・個人事業者向けと法人向け
・インストール型とクラウド型
という4つのマトリックスに分類できます。
副業者にとっては、法人向けの機能までついている必要はないので、個人事業者向けのインストール型orクラウド型を選択すればよいでしょう。
インストール型 | クラウド型 | |
個人向け | 〇 | ◎ |
企業向け | △ | △ |
では、インストール型とクラウド型にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
インストール型
インストール型は、ご自身のパソコンにソフトをインストールすることで利用できる会計ソフトです。
基本的には買い切りで、インストール時(ソフト購入時)に代金を支払うことで取得できます。
【メリット】
複雑な経理処理に対応できる
【デメリット】
自身で定期的なデータのバックアップが必要
法改正の都度、自身でソフトのアップデートが必要
クラウド型
クラウド型は、ソフトの利用登録 (アカウント作成) をすることでインターネット上で利用できる会計ソフトサービスです。
毎月、利用料を支払うことでサービスが受けられます。
【メリット】
特定のパソコンだけでなく、他のパソコンやスマホでも利用可能
データはクラウド上に保存されるため、自身でのバックアップは不要
法改正時にも自動でアップデートされる
【デメリット】
複雑な経理処理に不向き
インストール型とクラウド型にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、副業者には、クラウド型の方がおすすめです。
複雑な経理処理ができることよりも、多様なデバイスから利用できたり、データのバックアップや機能のアップデートが不要といった利便性の方が重要だからです。
比較ポイント
この記事では、”まだ副業収入が少なく、会計ソフトに費用をかけたくない方や、簿記の知識が少ないorない方”といった副業初心者におすすめの会計ソフト3選を紹介いたします。
次の2点にポイントを絞って比較してみました。
①料金プラン
料金プランの幅広さや、無料プランがあるかどうかを重視しています。
②サービス内容
確定申告データ作成機能やサポート体制、銀行口座・クレジットカード・スマホとの連携による自動インプット可否を重視しています。
また、捕捉情報として 入力のしやすさや、簿記や会計の知識がない方でもわかりやすいフォームになっているかという操作性も確認しておくとなお良いでしょう。
それでは、副業始めたてで確定申告に不安のある方におすすめできる便利な会計ソフト3選を見ていきましょう!
副業初心者におすすめの会計ソフト3選
ここからはいよいよ、副業初心者におすすめの会計ソフト3選を紹介していきます!
おすすめの会計ソフトは、以下の3つです。
1.やよいの白色申告オンライン
2. MoneyFowardクラウド確定申告
3. freee(フリー)
これら3つの会計ソフトは、十分な機能を備えたサービスがPC・スマホ問わず無料or格安で利用できる点が非常に魅力的です。
それでは、それぞれの会計ソフトの料金プラン・サービス内容・操作性を比較してみましょう!
やよいの白色申告オンライン
副業初心者におすすめの会計ソフトの一つ目は、”やよいの白色申告オンライン”です。
会計ソフトの代表格”弥生(やよい)”が提供する個人事業(副業)向けのオンラインソフトです。最大の特徴は、機能制限をかけられることなく使い続けられる無料プランがあることです。
プラン | 料金 | 主なサービス内容 |
フリー | 0円 |
①確定申告書の作成 |
ベーシック |
【初年度】 4,000円/年 【次年度】 8,000円/年 |
【フリープランに以下の機能が追加】 ①操作サポート(電話・メール/チャット) ②サポート対応時間延長 ③画面共有サポート |
トータル |
【初年度】 7,000円/年 【次年度】 14,000円/年 |
【ベーシックプランに以下の機能が追加】 |
【料金プラン・サービス内容】
やよいの白色確定申告オンラインでは、3つの料金プランが用意されています。中でも副業初心者におすすめのプランは、”フリープラン”です。
フリープランでは、確定申告書の作成や銀行・クレジットとの連携によるデータ収集、領収書情報からの自動仕分等、めんどくさい作業を簡略化してくれる基本的なサービスを、無料で利用することができます。
副業初心者にとっては、確定申告作業は未知の世界で不安も多いかとは思います。
しかし、副業を始めたばかりの頃は、売上も少なければ、複雑な経費や資産の計算も必要になることは少ないと思いますので、フリープランが備えているサービス内容でも問題ありません。
MoneyFowardクラウド確定申告
MoneyForwardクラウド確定申告
副業初心者におすすめの会計ソフトの二つ目は、”MoneyFowardクラウド確定申告”です。
MoneyFowardと言えば、家計簿アプリでも有名で、銀行口座やクレジットカードとの連携で、自動でデータをインプットしてくれる作業いらずなところが特徴です。
プラン | 料金 | 主なサービス内容 |
フリー | 0円 |
【パーソナルライトプランから以下機能が制限】 |
パーソナル |
11,760円/年 (980円/月) |
①確定申告書の作成(メール/チャットによるサポート) |
1,280円/月 | ||
パーソナル | 23,760円/年 (1,980円/月) |
【パーソナルライトに以下の機能が追加】 |
2,480円/月 | ||
パーソナル |
35,760円/年 |
【パーソナルプランに以下の機能が追加】 |
【料金プラン・サービス内容】
MoneyForwardでは、4つの料金プランが用意されています。
全体的な特徴として、個人で副業している方向けというよりは、従業員を雇って個人事業を経営している方向けのソフトと言えるでしょう。
MoneyForwardでも、やはりおすすめは”フリープラン”です。
フリープランは、有料プランに対して機能の制限はあるものの、副業初心者が確定申告するために必要なサービスは十分に備えており、”やよい”と同様、無料で利用可能です。
唯一のデメリットとしては、フリープランでは”仕訳が年間50件までしか登録できない”ところです。
年間50件というと1ヶ月で4件ペースになるので、取引が多い方は、有料プランやよいのフリープランの利用を検討した方がいいかもしれません。
MoneyFowardは、「ゆくゆくは従業員を雇って事業を拡大していきたい!」と野心を抱いている方におすすめです。
freee(フリー)
freee
副業初心者におすすめの会計ソフトの三つ目は、”freee(フリー)”です。 freeeは、マネーフォワードや弥生と同様に、クラウド上で利用する会計ソフトを提供しています。特にスマホからでも簡単に利用できる操作性が強みです。
プラン | 料金 | 主なサービス内容 |
スターター | 980円/月 |
①確定申告書の作成 |
スタンダード |
1,980円/月 |
【スタータープランに以下の機能が追加】 |
プレミアム |
39,800円/年 |
【スタンダードプランに以下の機能が追加】 |
【料金プラン・サービス内容】
freeeでは、3つの料金プランが用意されています。
特徴として、操作性に優れており、簿記の知識が少ない方でも直観的に使用できるデザインになっています。
また、スマホアプリでのレシート取込機能も充実しており、スマホからたくさん利用する予定の方におすすめです。
freeeには他の2つと異なり”フリープラン”がありません。
副業初心者の方は一番安いスタータープランで問題ないでしょう。
フリープランはありませんが、利用開始から1ヶ月間だけは無料お試し期間となっているので、有効活用しましょう。
まとめ&次回予告
今回の記事では、料金プランやサービス内容の2つのポイントから副業初心者におすすめできる会計ソフト3選を紹介しました。
次回の記事では、副業をおすすめする理由について解説いたします!